2012年は天体ショーがいっぱい。
首都圏で見られたのは1839年9月7日以来、173年ぶりの金環日食・・・。あれだけ期待して日食メガネまで用意していたのに、うちの周りの空は雲で覆われ観測できませんでした。・・・(数日前から太陽の位置まで確認していたのに)
でも金環日食に続いて、見逃せない天体ショーがいくつか発生する2012年。私のように金環日食を見逃してしまった人も、まだまだ奇跡の天体ショーに立ち会えるチャンスがありますよ。
6月4日の部分月食、7月15日の木星食、8月14日の金星食などいくつか天体ショーが続きますが、見逃したくないのが6月6日におこる「金星の日面通過」。
金星の日面通過とは、金星が太陽面を黒い円形のシルエットとして通過していくように地球から見える天文現象のこと。金星が地球と太陽のちょうど間に入ることでみられる事象です。
観察時は金環日食と同様に太陽観測用のフィルター(日食メガネ等)を必ず用いる必要がありますから気を付けてくださいね。午前7時10分~午後1時50分頃にみることができるそうです。
太陽面通過は、月が太陽の前を通ることで起こる日食とある意味似ています。ただし、金星の見かけの大きさは月に比べてはるかに小さい(およそ30分の1)ため、注意深く観察しなければまず気づくことはないそうです。太陽の前を黒い小さい虫が動いていくようなイメージでしょうか。
243年に4回だけ起こる天文現象で、これを見逃すと、次回観測できるのは、105年後。金環日食が毎年どこかで起こっていることを考慮しても、とても稀な現象。そのため、人間の歴史の大きな転換を表す重要な現象だと考えられていて、2012年のマヤの終末説と関連付けている人も多いみたいです。
また、太陽系は一定の周期で移動しているのですが、地球・太陽・天の川銀河の中心にあるブラックホールが共に整列するのも2012年なんだそうです。
なにか大きな変化の年になりそうです。