檜の里を訪ねてVol.1
小川です。先日、私達の構造部材である東濃檜の産地、岐阜県中津川市に行ってきました。今回のメンバーは設計平野、営業平野、小川の3人です。さあどんな珍道中が待っているのか?
普段はすでに製材され、土台や、柱、筋交いなどに加工されたものしか目にしていないので、今回の旅では檜を切り出す前の山・製材所・プレカット工場を見学して来ました。
Vol.1では檜林のある山をご紹介します。
木曽川流域にある岐阜県中津川市は人口約84000人。坂下は古くから檜の町としても有名で、岐阜県の東濃地区。東濃檜のふるさとです。早朝、暗いうちから木更津を出発。約5時間と少々で岐阜へ到着する予定。
長野県の諏訪湖パーキングで休憩。 早起きは三文の徳。車中から相模湖の朝靄に感動。
まずは檜林を見に峰高山へ。山道を車でひたすら登って標高600メートル付近。標高が高くなるほど寒冷で質がよい檜が育つそう。
この付近で樹齢70年くらいで、4寸角がとれる太さになっています。たくみ工房の檜はこの辺りでとれるようです。
またまっすぐで良い檜にするためには、間伐や枝打ちといった手入れが必要。苗木から3代かけてようやく製品となるなんて気の遠くなる話です。
それだけ山に生きる人の想いが詰まっているんですね。山でも手入れがされていない場所が多くて、林業の現実は厳しいようです。民間だけではなかなかやっていけないですよね。
檜のほかにも杉が生えていましたが、檜と比べると成長が早く、30年ぐらいで、同じ太さになるそう。
上の写真は山が良く似合う男、平野氏。お気に入りの一本を見つけご満悦。下の写真は檜の種です。
次回は製材所を紹介します。