わたしたちに出来ること
こんにちは、高橋です。
被災地では、多くの方々がいまだに基本的な生活もできていないという状況が続いています。
そんな今、比較的被害の少なかった自分達は何ができるだろうかと考えたり
また、できることを実践している方も多いと思います。
直接被災していない私達が、まずは通常通りに安定することが、被災している多くの方々への支援になります。
被災していない地域のみんなはしっかり元気でやっているから
被災地へはちゃんと支援できるよ、というメッセージを伝えたいものですね。
ガソリンや食料を買い占めたりするのは、
そのまま被災地にいる多くの人をいじめて困らせているということを認識したいものです。
今回の震災では津波による被害が非常に大きいものでしたが
一般的には、地震の際の被害で多く見られるものの一つに家具や家電の転倒による怪我があります。
阪神大震災の時のように、家にいる時間で発生する場合はこの被害が大きくなります。
その為にも、家具や家電をしっかり壁と繋ぐとか、倒れないための色々な道具がホームセンターなどに
売られていますので対策をしておきたいものです。
家具の転倒防止のために突っ張り棒を使っている方も多いと思いますが、
正しい使い方をしなければ、充分な効果が得られません。突っ張り棒は家具の後側を固定してください。
さらに、専門家によればフローリングの床材では、タンスは大きく傾いても堅く反発力がある床に押し返され、倒れにくいそうです。
それに比べ、畳や絨毯の場合は素材が柔いので一旦家具が傾くと一気に倒れてしまいます。
できるだけ畳や絨毯に大きい家具は置かないようにしたいものです。
また、レイアウトでも家具の倒れにくいレイアウトがあるそうです。
これは、間取りからくるものではなく、建物の構造からくるものです。
建物を上から見ると、どちらかの辺が長い長方形になっている事が多いと思います。
この建物が地震で揺れると、長い辺の方向には揺れにくく、短い辺の方向に揺れやすくなります。
つまり、横長の建物の場合は幅の短い側に家具を配置すると、倒れにくいそうです。間取りの関係で、
自由度があるのであれば、背の高い家具などは、このあたりも考慮してレイアウトしておくと安心度が高いですね。
東京消防庁のホームページに、「日頃の備え」が具体的に紹介されていますので、ぜひご覧になってください。