サニタリー
7月10日 金曜日 設計の平野です。
今年も半年が終わってしまいましたね。早いもんです。
先月末で私も28になりまして、
年をとると時間が早く感じる感覚を年々感じています・・・
なんて書き始めると、
周りに何と言われるか分かりませんが、続けます。
心理学的にこの感覚を、「ジャネーの法則」と言いまして、
人が心理的に感じる時間の長さは、
自らの年齢に反比例するというもの。
7歳の子供の1年を、1/7とすれば、
28歳の人の1年は、1/28だというわけです。
28歳の人は、時間の経つのを7歳の時より4倍早く感じる訳です。
子供の頃は有り余ってた時間。
インスタントラーメンができる時間は、
短く感じるようになっていいかもしれませんが、
締切の迫った仕事や、自由な時間、睡眠時間なんかは、
早く感じたくないもんです。
さて、前置きが長くなりました。
本題です。
今回はトイレと洗面のお話
トイレの広さはどのようにお考えでしょうか?
一般的にプランを組むと1例ですが、こんな感じ。
畳1帖程度の個室ですが、
そうでなければというルールはありません。
広く作ってあげる、洗面所と1部屋、
という選択肢はどうでしょうか?
あまりよろしくないのでは・・・
と意見が飛んできそうです。
トイレを使ってる際に、洗面が使えないので、
朝の重なる時間帯は不便ですし、
生活色の強い洗面所ですから、
来客が入るのはちょっとという方や、
やっぱりトイレは個室、あの空間が抜群に落ち着くって方には、
オススメできませんが、
ちゃんとメリットもあるんですよ。
まず1つ
2部屋を1部屋にするんですから、
コストダウンが挙げられます。
ドアは1つ、窓だって、最低一ヵ所あればいいですし、
壁の面積は少なく、
プランニングによっては、廊下の面積も小さくできます。
2つ
トイレ、洗面としての面積は大きく、部屋は広くなりますから、
トイレ掃除はしやすくなりますし、
洗面所に収納を追加したり、
介助者と同伴でのトイレの使用も可能になります。
3つ
タンクレストイレを使いたい方にもオススメです。
トイレ手洗いを、洗面台と兼用できますから、
大きくコストを掛けずに、タンク付トイレから切り替えられます。
ね、メリット多いでしょ。
特に2つめに挙げた、
延べ床面積を変えずに、部屋が広くなるってのは、
大きなメリットではないでしょうか?
リフォームや、建て替えをご検討されている、
セカンドライフ世代の方々には、
ぜひ検討していただきたいプランです。
広くなったスペースを利用して、
カウンタータイプの造作洗面を作ったプラン
洗濯スペースは来客の目に触れさせたくない場合は、
こんなプランも。
年々早く感じちゃう時間ですが、
プランニングにはじっくり時間をかけましょう。